カンボジア・ベトナム国境 |
ベトナムに向けて朝8時に出発したバスは、ほとんど人が乗っていませんでした。 数名乗っていたアメリカ人の方々はビザを取得していなかったために、 国境前途中の街で降ろされてしまいました。 ベトナム戦争の影響でアメリカ人は未だに事前ビザが必要だと言うことでした。 その点日本国籍の僕は本当に簡単に国境を越えることができます。 残ったベトナム行きのバスの乗客は僕を含めて4人だけになりました。4人で国境を越えていきました。 カンボジアの天使の様な子供の笑顔と金の亡者達に別れを告げてベベット国境を目指しました。 |
上、国境を越える前に昼食をとります。 |
上(下)、ここでバスの運転手だけ降りて通行許可をとり、いざ国境へ!! |
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ここが国境です。 |
写真の建物の中でバスを降りて、名前を呼ばれるのをしばらく待って、ベトナム側に行くだけでした。 今考えてみると、タイとカンボジアの国境とこの国境では全く逆で、この国境はとても安全だと思いました。 |
国境を越えたあと3,4時間で到着したのが、ベトナムのホーチミン(サイゴン)でした。 到着すると、ゲストハウスを探すのはとても簡単です。呼び込みに釣られるか、到着後見渡すだけでゲストハウスやツアー会社などが目に入ります。 僕はある呼び込みのおじさんに、釣られてみて一泊4ドルでホットシャワーに個室、それにベットが二つにテレビ着き。という部屋を見せてもらい、 すぐに気に入ってそこに宿泊することにしました。 建物は路地の中の方に入っていってゲストハウスというよりは、家の空き部屋に人を泊まらせる感じです。細長い建物の3階にありました。 ちなみに、一回、2回には人が住んでいます。そこを通り抜けて3階に泊まりました。 |
次の朝、一番恐れていたことが起こりました。 |
南京虫に注意 |
やってしまいました。人生二度目の南京虫による被害です。僕が特別南京虫に弱い理由でも、 虫にかまれても気がつかないほど情けない事もありません。 誰でも南京虫の生息しているベットで一晩寝ると、一晩でたくさん噛まれてしまいます。 なぜ南京虫に噛まれると、傷口がたくさん残るのかと言うと、彼らは蚊のように一箇所から血を吸う虫ではありません。 歩きながら何箇所かに分けて、 血を吸っていきます。僕の経験では3連続4連続で噛まれて、傷口を良く見ると小さく2つ、南京虫の噛み傷を見つけることができます。 また彼らは、夜行性で人が寝ている間に巣穴から出てきて、血を吸ってお腹いっぱいになると巣に帰っていきます。 だから見つけるのは結構難しいのが本音だと言えます。形は三角形で、大きな牙を持っています。 また、一度噛まれてしまうと傷口はなかなか消えません。治癒にはだいたい2〜3ヶ月かかります。 もし傷口が日焼けしてしまうと、そこだけ黒く本当に長い間残ります。 中には、全く消えない人もいるそうです。そして、驚くような痒みに襲われます。でも絶対掻いてはいけません。 それは、掻き傷から感染症を防ぐことも重要ですが、治りを早くします。傷を綺麗に消したいのであれば、どんなに痒くても絶対掻いてはいけません。 また、南京虫は傷口から体の中に入ってしまうことも多いそうです。体に住み着かれてしまうと大変です。 オーストラリアで南京虫駆除業者の方と話をさせて頂く機会があったのですが、 彼が言うには顔を噛まれていると言うのが一番危険だそうです。馬鹿な南京虫が巣に帰る前に耳や鼻から 体の中に進入して、そこを寝床にしてしまうことがまれにあるそうです。その中でも恐ろしいことは、何を間違ったか脳の方に上がっていき、 最悪の場合頭がおかしくなってしまう人もいらっしゃるそうです。 噛まれた場合は体を綺麗に洗い病院に行くのが一番です。しかし、それができない状況の方は、 服や持ち物をとりあえず捨ててください捨てることが無理な場合は、 綺麗に洗って60度以上のお湯で5分つけると死んでしまうそうです。 しかし、卵はまた孵化するので、一度直っても2週間後くらいにまた再発するケースもあるので、とりあえず毎日綺麗に服を熱消毒してください。 ゲストハウスはすぐに変えてください。そして家で繁殖してしまう前に手を打つことが大切です。 家で繁殖してしまった場合は業者の方を呼ぶ必要でてきて、 最悪家を壊す必要がでてきるそうなので、虫だからと言って甘く見ないことをお勧めしておきます。 旅や旅行に出る前に一度目を通して頂ければと思います。・南京虫の対策と恐怖 |