チェンマイ/タイ

チェンマイの遺跡
チェンマイの遺跡

 バンコクからチェンマイのアクセス方法はいろいろとありました。 移動距離は大体600キロほどですが、 一番VIPなのはもちろん飛行機です。 飛行機だと2、3時間ほどで着くらしいのですが、 僕はあまり持ち合わせが無いため、もちろんそんな方法は即却下です。

 実は、チェンマイまでの移動で速くて便利なのはバスです。 主要都市同士の道は整備が行き届いていて、バスも場所によっては時速100キロオーバーで田舎町を激走する事ができます。 料金もだいたい400バーツ以下なので、乗車時間12時間の長距離移動を考えるとお値打ちだと思います!!

 しかし、この時に僕が移動で利用したのは電車でした。 チケットは、バンコクのホアランポーン駅で予約・購入することができます。 また、列車には階級があって、寝台列車の1stクラスが1500バーツくらいだったと思います。 その次に、寝台列車の二段ベットになる下の席が1000バーツほどで、次が寝台の上で800バーツほどでした。 その下はまだあるのですが、寝台列車になっていなければかなり安くなります。 道のりは14時間ほどかかるので、体力とお金を考えて選べば良いと思います。

寝台列車 トイレ
上、ホアランポーン駅の電車。これでチャンマイまで行きました。
上(下)、電車の中のトイレです。用を足した後の流れ行く先は線路の上です。穴から外が見えます。

 チケットを取ろうとホアランポーン駅に行くと、駅員にこう言われました。 「チェンマイ行きは、1週間ほど前に予約しないと取れないよ。残念だけどもうチケットは売り切れだ」 しかし、15分くらいねばっていると、なんとか2日後に1席だけ見つけてもらって寝台の上の席を取る事ができました。 ついにバンコク脱出します!!

 補足ですが、僕の今回の旅は「旅行エージェントを一切利用しない」と言うのを前提に行動しました。 エージェントを使えば、数少ない良心的な値段のエージェントで、正規料金の1,5倍くらいで行けるようです。

エージェント利用注意点

 日本同様、アジア諸国には数多くの旅行エージェント店が存在しています。 僕は全ての事に無知だったために、情報収集を兼ねてエージェントをいくつか周りましたが、 料金は全くエージェントによって違いました。 いずれにしろ、正規料金の2倍近くかそれ以上になってしまうので、 節約のためにはできるだけ使わない方が無難かと思います。

 また、トゥクトゥクの運転手が「目的地の通り道」「お前の旅の手助けがしたい」「エージェントで切符を買うと簡単」 など様々な理由を付けてエージェントに行くように薦めてきます。 実は、そのトゥクトゥク運転手はあなたからお金を騙し取ろうとしています。 彼らは店やエージェントとグルになって、かなり高額なツアーを販売しています。

 僕の場合、目的地以外の場所に止まって何か言ってくる時は、いつも大声で喧嘩しました (お勧めできません)。 それは、多くの通行人がいる場所などでは効果があると思いますが、そこが彼らの縄張りだとすると危険だからです。 一番良いやり過ごし方は、店には入らず(僕は何度も入ってしまいました)しっかりとした意思表示をして、 「こいつから金はとれねぇ」 と思わせる事に限ります。 ちなみに、連れて行かれるエージェントは政府公認だとか言ってきますが、政府公認は名ばかりのエージェントばかりです。

チェンマイバス チェンマイバス2
上の写真、チェンマイ駅から、市内ゲストハウスへの乗り合いバス。タイとフランスの方と向かいました。

 チェンマイ駅に到着したのは朝8時ごろで、到着後すぐにゲストハウスやらトゥクトゥクやらが声を掛けてきました。 全く下調べ無しの旅を実行してしまったため、 チェンマイと言われても何処に行って良いのやら分かりません。 とりあえずゲストハウスの情報を適当に入手して、バスに乗り込みました。 乗りあいバスは安さが魅力です、交渉も出発直前のバスなら、 簡単に負けてくれる事が多いと思います。 しかし、この辺りでもトゥクトゥクの外国人料金は高いと思います(バンコクほどでは無い)。 トゥクトゥクならば、値切って40バーツで市内まで行ってくれました。

 また、トゥクトゥク交渉の際には、料金表の看板のところまで連れて行かれて、 料金表を指差しながら「80バーツ」と言ってきますが、「実際はもっと安く行ける」と言うのが事実です。 乗り合いバスの場合も値段交渉が必要なんですが、最初から20バーツだったので言い値で納得して乗り込みました。

マニーゲストハウス マニーゲストハウス2
 上の写真は、いつもチェンマイではお世話になる「マニーゲストハウス」です。 チェンマイでは扇風機の部屋で250バーツと少し割高ですが、 清潔さを求めてついついここに泊まってしまいます。 旅行者との出会いは殆んど無いので、もし出会いのあるゲストハウスを求めるならば、他を探すほうが良いかもしれません。

チェンマイゲストハウス

 チェンマイにはたくさんのゲストハウスがあるので、 とりあえず部屋を見せてもらって気に入らなければ次という風に、 10軒くらい見てから決めても良いかもしれません。 50メートルほど歩くだけで10〜20のゲストハウス見つけられるので、 ゲストハウスを容易に見て周る事ができます。 現地を訪れた時期がピークシーズンである11月〜2月で無ければ、泊まる場所を急いで決める必要は無いと思います。

チェンマイ チェンマイ2 チェンマイ3
チェンマイにも訪れて損は無い多くの寺院があります。ゲストハウスで無料地図をゲットして場所を確認してみてください。
タイ4 ドイステープ5 ドイステープ
チェンマイに到着した日に、時間があったので自転車のレンタルをして、寺院めぐりをしてみました。

 市内にある寺院は歩いても周れるとは思いますが、自転車で周ったほうが少し遠い寺院まで短時間で行けるので、 時間節約と体力節約のためにも自転車をお勧めします。

ドイステープ2      ドイステープ3

 次の日には、市内から少し離れた「ドイ・ステープ」と言う山の上のお寺まで訪れて見ました。ここはさすがに自転車で 行く事は厳しいと思います。市内ではバイクのレンタルを行っている所が多いので、ぜひ借りて運転してみてください。 途中の景色はとても綺麗で、某テレビ放送で写っていた事も有りました。

 バイクの運転が難しいと言う人は、乗り合いのバスで寺院まで行く事もできます。 山の上は季節にもよると思いますが、夏でも肌寒いのでバイクで向かう方は上着を持って行く事をお勧めします。

バイク・自転車レンタルの注意点

 バイク・自転車をレンタルする価格はレンタル店によって違っています。 ゲストハウスによっては、そこでバイクや自転車を借りる事が可能な場合も多くあります。

 マニーゲストハウスには自転車・バイクのレンタルは無かったのですが、近くで簡単に借りる事がでました。 ちなみにバイクレンタル店は少し歩けばいくらでも見つける事が可能なので、 ゲストハウスに自転車レンタルが無くても全く問題有りません。

 レンタル料についてですが、自転車は50バーツ・バイクは200バーツほどです(基本的には1日借りられます24時間です)。 レンタルする際には、古い物が多いのでしっかり現物を見て決めてください。 また、どんなに急いでいても必ずタイヤ・ブレーキをチェックしてから借りた方が良いでしょう。 それは、すぐにパンクしてしまったり、ブレーキが甘い物が数多く有るからです。

 バイクレンタルをする場合は、ヘルメットも必ず着用してください。 町の中にはヘルメットを着用せずに運転している人が多くいます。 しかし、警察もただ見逃す事ばかりでは無く、検問している事が多くあります(山のように捕まってます)。 外国人でももちろん捕まるので、無駄に罰金を払って旅の資金を減らすより、 もしもの場合に自分の身を守るためにも着用してください。 ちなみに、ヘルメットや自転車・バイクの盗難防止チェーンは無料でレンタルショップで貸し出しされています。

 チェンマイの交通量はバンコクより格段に少なく運転しやすいのですが、 無謀な運転をしている人も多く事故はかなりの割合で起こっています。 また、季節によっては突然のスコールもあるので、 悪い天気になってきたらしばらく停車して雨が止むのを待ってください。 それは道が悪い場所もあるのでかなり危険だからです。

 補足になりますが、バイクで「ドイ・ステープ」のお寺を訪れた人は、 時間があれば行き過ぎて山を登ってみてください。 道はかなり細く(バイクでしか行けないほど)なりますが、 その先に山の頂上から小さな村を臨む景色を見ることができます。 小さな看板が一個立っていて「View Point」と書いてあるので、見つける事は簡単だと思います。

山の上から

 個人的にはバイクを乗ることが大好きなので、「山の上に何があるのか?」と思い行ってみました。 この先は小さな村に続いているようでしたが、スコールで道がぼろぼろになってしまい残念ながら断念しました。

夜の生活・チェンマイ

 夜のチェンマイはとても過ごしやすいので、 フットマッサージやナイトマーケットを楽しんでみてください。 夜に出現する巨大なナイトマーケットは、価格もバンコクより少し安いです(値切りの腕もかなり重要です)。 布製品、シルバー製品が有名で、ここで布製品を買ってお土産や旅の服を買っても良いでしょう。

 また、おじさんたちの風俗店的な飲み屋も多数あり朝方まで営業しています。 イベントを毎日やっている場所もあり、キックボクシングのエキシビジョンマッチもあったりします。 行き方についてですが、地図でも場所はすぐ分かるし誰でも知っているので迷わずに行けると思います。