ベトナム初心者の旅情報

安全面について

　ベトナムは基本的には安全な場所も残っています。しかしながら、旅行者を狙っての置き引きやスリが国の大きな問題になっています。暴力事件の発生は目立って多くは無いのですが、近年日本人観光客を狙った監禁・恐喝事件が数多く報告されています。日本語を使うベトナム人には注意する必要があります。

　また、旅行エージェントによるクレジットカードのスキミング被害も数多く報告されています。ハノイの郊外にある「Ha Long Bay tours」は、完全な詐欺集団です。エージェントを使う際は、他の旅行者やガイドブックなどから情報を集めてから利用してください。

　警察官の給料は決して高いとは言えません。そのために起こりうる、警察官の買収や汚職が国の大きな問題であると言えるでしょう。

　また警察官の多くは英語を話す事ができません。しかし、紳士的な警察官も多く旅行会社まであなたを案内してくれる事でしょう。

　ベトナムには雨季と乾季の二つの季節があります。ベトナムは他の東南アジア諸国同様、とても暑くて湿度の高い国です。他の国から入って来た時とても蒸し暑く感じるでしょう。

　雨季は５月から１１月の間で激しいスコールがあります。また乾季は１１月から４月の間になります。

　また、ベトナムは熱帯雨林によって天気が変わりやすい国でもあります。同じ時間の近くの場所でも天気が異なる場合もあります。南北1670キロメートル（北緯8度から北緯23度）の長さがあり、北と南においても気候が違います。北ベトナムに位置する山々には一年を通して涼しく過ごせる場所もあります。

　ベトナムは北部と南部で大きく気候が異なります。詳しく知りたい場合は詳細でチェックしてください。

　ベトナムのベストシーズンは、他の近隣諸国同様に４月は気温、湿度、共に高く蒸し暑くなるため、できることなら避けて訪れるべきだと思います。１１月から２月の間の涼しい時期がベストシーズンだと言えるでしょう。

　ベトナムの病院は隣国のカンボジアやラオスと比べると比較的発展している医療技術を持っています。しかしながら先進諸国から離されていると言うのが現状です。欧米人によって建設された病院も有りますが、緊急の場合で無いのであれば、タイやシンガポールで治療を受けるべきでしょう。

　交通機関はとても多くあると言えます。飛行機、バス、船、鉄道と様々な選択方法があります。バスや鉄道は安価で乗車することができます。しかし、スピードが遅いので急ぎの方は、飛行機を利用してください。

　タクシーは市民を含めて多くの人々が利用します。利用する際はぼったくりに気を付けてください。

　また、ツアーバスを予約すれば、１０日間くらいでベトナムの南北をゆっくり観光する事もできます。　

　ベトナムの通貨はドンと呼ばれています。ATMでは現地通貨を引き出す事ができます。また、大きな街ではUSドルも広く使用する事ができますが、交換レートは少し悪くなります。クレジットカードも幅広く使用する事ができますが、小さな町では使用する事は難しいでしょう。

　また田舎の小さな村を訪れる場合は、USドルでは無く現地通貨のドンを持っておく方が買い物も簡単にできるでしょう。

　ベトナムは国境でビザを取得することが可能な国です。日本国籍のビザであれば、アライバルビザの取得が可能です。１５日以内の滞在が条件です。