アジア旅の予算

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旅の行き先

 旅に出る前に自分がアジアの何処を旅するか、ある程度のめぼしを付けておくといいと思います。 思い当たる旅先を出国前に考えて、最低ここだけは行きたいと言う場所を考えます。

 頭の中で10個ほど思い浮かんだ人は、その中から2、3個を厳選して下さい。 そこがあなたが行きたい場所です。他の場所はオプションだと思ってください。実際現地に行くと他にも行きたい 場所が次々と出てくると思います。

 そこで、行きたい場所同士がどれくらい離れているか、また国をまたいでいるかが大きな問題になると思います。 当然ですが離れていればいるほど、その分、移動の時間と移動費がかかってきます。移動時間が延びれば延びるほど、 食料費、宿泊費が必要になったり、その時立ち寄った先で予期せぬ出会いによる出費も発生してくると思います。 また国をまたいでいる場合その国のビザ代が必要になってくることも忘れてはいけない事だと思います。

旅の程度を考える

 旅と簡単に言っても、いろいろなレベルの旅が存在している事を忘れてはいけない事だと思います。 僕が旅先で出会った人には1ヶ月で100万円使う人もいれば、一ヶ月1万円で旅をしている人もいました。 まず、自分の目的にあった旅を考える事が大切だと思います。

 例えばお金をあまり使わずに、アジアを周って見たいと言うのであれば、移動に飛行機は使えないですよね。 また、移動する度に現地で情報を仕入れて、目的地までどのような方法で行く事が一番安いかを考える必要があります。

 お金を使わずに旅をするのにも限度と言うものがあると思いますが。僕が旅先で出会ったあるスペイン人のカップルは、 1年3ヶ月スペインからタイまで旅して周り、二人でたった50万円しか使っていないと言うのには驚きました。 彼らがそんなに安く旅をできた事には理由があります。宿泊の基本は持参テントで過ごし食事も全て自炊。 また、移動はほとんどがヒッチハイクと言うからには驚きでした。時には2時間雨の中でのヒッチハイクもしたそうです。

 ここで僕が言いたかった事は、節約した旅をしたいならば、「自分がどの程度まで耐えることができるか?」を、 計算に入れて、旅の見積もりを考えておいた方がいいと思います。

飛行機の予算と片道航空券

 それでは、旅の予算をおおざっぱにですが計算していきましょう。まず一番大切なのは旅の出発地までの移動費です。 自分が決めた出発地点までの飛行機代を最初に調べてください。

 ここで大切なことは、あなたが考えている出発地へ片道航空券で入国することができるかどうかが重要になってきます。 片道航空券では、ビザ無しには普通入国できないことがほとんどです。チケットを購入する時からいろいろと聞かれて大変な思いを すると思います。

 運が良くチケットを取れたとしても、飛行場のチェックインの際に受付の方と口論することは間違いないと思います。 また、更に運良く飛行機に乗ることができて、目的地に到着しても入国審査でごく稀に入国拒否をされて、 入国したいなら、今から他の国に出国をするチケットを購入しろと言われる場合もあるらしいです。

 僕はタイにオーストラリアからの片道航空券で行こうとしましたが、チケットは難なく取れましたが、 空港で2時間揉めに揉め最後まで、飛行機のチェックインをさせてもらえませんでした。

 そんな時空港ではそう言ったお客さんのために、航空券を販売しているところがあります。そこであなたの目的地から、 何処か他の場所行きの安い航空券を買って、目的地到着後に、そのチケットをキャンセルすると言う方法があります。 僕の場合はキャンセル料金がおよそ1万円ほどだったと思います。これも航空会社や国によって違ってくると思います。

 他の運が良かった例ですが、僕がベトナムから韓国に向かった際も片道航空券しか持っていませんでした。 受付の方は交渉になっても全く拉致があかなかったので、ベトナム航空のチェックイン現場責任者の方とお話させて 頂きました。

 僕は運が良かったのか、責任者の方と話すことおよそ30分、

  • 僕のパスポートに様々な国のビザあったこと。
  • 英語が話せるので、到着地で自分の事を説明することができる。
  • お金があると証明するための世界的有名な銀行のカードと、クレジットカードがあること。
  • チケットを販売した会社が航空会社の直営店だったこと。

 上記の内容を理由にあげて、特別だったのですが何があってもその航空会社の責任にはしないと言う書類にサインして無事到着した ことがあります。しかし、どう考えても安く行けるからと言って無理に片道航空券で行こうとするのは、 利口な手だと思うことはできませんでした。かなり体力を消耗すると思います。

 また、旅の上で得た情報ですが、アジアの近隣諸国同士を飛行機で飛ぶ場合には片道航空券でも一切問題無く通過すること ができると言う情報もあったので、現地に着いてからは近隣諸国同士であれば片道航空券でも大丈夫だと思います。 しかし、もう一度、航空券を買う際には片道航空券で良いか確認をして購入してください。

具体的な予算

 現地までの飛行機代を除いての予算を計算してみましょう。前にも書いた様に旅の予算を考える上でその旅の程度が、 かなり重要になってきます。また、その国の物価も大いに影響をしてきますが、普通の旅を考えるのであれば、 1日の予算を20ドルくらいに見てください。

 その中身は、

  • ゲストハウスを5ドルくらいのところにする。
  • その日の移動費を4ドルくらいにする。
  • 飲食代を4ドルくらいにする。
  • 遺跡拝観料・レンタルバイクなど他のいろいろな出費が残りの11ドルです。

 もちろん、もっと安く行こうと思えば安く済ませることはできます。しかし一番知ってもらいたい事は、ある程度の 安全はお金を払えば買う事ができると言うことです。100%の安全は絶対に買う事は不可能ですが、 ある一定以上の安全はお金を払えば買う事ができると思います。余りに節約だけを優先してしまい、そこで命を落として しまっては、旅に出ること事態が僕は間違いだと思います。あまりに節約ばかりして、体力を消耗して病気にならないため にも、節約する時と自分のためにお金を使う時とを判断して旅をすることが一番大切だと思います。

簡単な旅の予算計算式

旅の予算=往復の飛行機代+(1日の生活代20ドル×旅行する日数)