食事が伝える
アジアだけで無く世界を歩けば、
たくさん現地の方々と食事をする機会が自然と生まれてきます。
例えばヨーロッパにはヨーロッパのマナーがあったり、
アジアにはアジアのマナーがあったりします。
例えば韓国では、「日本の様にご飯の器を持って食べる事」がタブーです。
日本とは反対に手で器を持って食べると社会的地位の低い人や、
教養の無い人と間違われる事があります。
また、欧米の文化のレストランにおいては、
ウェイターさんに声をかける事はあまり好ましくないことです。
ウェイターさんはチップを貰っているので、
自らがお客さんの要望を先に予想して声をかけるのです。
だから、「すいません!ビールもう一本ください」
の一声がウェイターさんの自尊心を傷つけてしまう事もあります。
世界を旅行すると「その国のマナーや食事方法が分からない」
と言う時が多くあると思います。
そんな時に一番良い方法は他人を真似て食べる事です。
当然の事なんですが、人の振りを見れば自然と食事の方法を知る事ができます。
しかし、一人で食事する時や、人の振りを見て食事をする事が失礼に値する場合もあります。
そんな時の奥の手はヨーロッパ風の食事方法をする事です。
ヨーロッパ風の食べ方をすると、自然にその場を切り抜けられる事が多いです。
やはり世界的に欧米の文化が浸透して、その食事方法を認めているからでしょう。
日本人なのに綺麗にフォークやナイフを使う事ができると、
それだけで周りの人からは「教養のある人だ」と思われる事が増えるはずです。
食事が伝える文化は、次々に受け継がれて行きます。
そして、食事は「歴史があり毎日の生活に関わった一番身近な文化だ」と僕は思っています。
例えば外国人が日本に来て「箸」を使って上手に食事をしている様子を見ると、
「日本の文化を尊重してくれてありがとう」と言う気持ちになります。
それと同じように例えば僕達が、東南アジアに行って食事に「酢」をたくさん入れて
食べていると、現地の人達を喜ばせる事ができるかも知れませんね?
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