ブーシーの丘
高さおよそ150mとそれほど高くはないのですが、
高い建物の無いルアンパバーンなので街を一望する事ができます。
また、頂上のタート=チョムシーという仏塔と小さなお堂が有り、
夜にはライトアップされ黄色く光輝きます。
ルアンパバーン町並み
この辺りには10世紀頃までにはタイ系のラオ族が小さな国を
作っていたと推定されています。しかし、現在まで残っている寺院は、
1353年にランサン王国の首都になってからです。現在の首都ビェンチャンに
首都が移されてからも、ルアンパバーンはラオ族の文化の中心として存在して
います。
ルアンパバーンは、ビルマの侵攻やフランスによる植民地化など多くの戦火に晒された
過去があります。1953年にフランスから独立した後には、国内で内乱も起こり
再建された寺院も数多くありますが、高床式の家屋や
高い三角屋根の寺院建築など、ラオス独特の建築様式を守っています。
ワット・シェントーン
1560年にセティラート王によって王家の菩提寺として建立されました。
屋根が軒に向かって低く流れるように作られていて、
典型的なルアンパバン様式の建物です。
ここには、かつて高さが160mにも及ぶ大木が
あったとされていますが、それをイメージした
「生命の木」が本堂裏側にタイルによって
が描かれています。
「生命の木」には様々な動物が描かれており、
木の頂上には仏の姿が描かれています。
この絵が意味する事は、「頂上に描かれている動物ほど
仏に近い存在である」と言う事を現しています。
人間や、空を飛ぶことのできない動物達は最下層に
描かれています。それは人間が「仏から一番遠い存在である」
と言う事を意味しています。
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